エアコンがあまり冷えない原因

冷えが安定しない

 

 

はっきりとした現象ではなく、どうもエアコンの冷え方が安定しないという微妙なトラブルもあります。冷風が最初のうちは出てもすぐ冷えなくなったり、アイドリングで切れ、時間が経過しても毎回同じ現象が出るなどの現象は、いくつかの原因が考えられます。

 

まずは冷媒のガスが流れにくくなっていることで、高圧が高く、逆に低圧が異常に低くなって低圧バルブを少し開いてもガスがほとんど噴出しません。

 

これはエキスパンションバルブの固着・詰まりなどや、配管の詰まり、リキッドタンクの詰まり、サーミスターの不良などが原因となります。また、エアコンガスの量が少ないこともあります。

 

修理する項目は「エキスパンションバルブ交換」、「配管清掃など」、「リキッドタンク交換」、「サーミスターの作動確認や交換」、「エアコンガス補充」などです。

 

はじめは冷風が出るが時間と共に効きが悪くなるという現象もあります。これはエアコンガス自体の温度が異常に上がり出して冷却力が異常に落ちてしまうもので、クーリングファンの回転不良(回転数の減少)、圧力センサー式の場合はコンデンサーファンスイッチの不良、コンデンサー自体の冷却能力低下、ガス量が少なくて冷却力が不足して発熱する、コンプレッサー自体が発熱しやすいなどの原因が挙げられます。

 

修理する項目は「コンデンサー部ファン点検修理」、「コンデンサーを新品に交換」、「ファンスイッチの点検修理」、「エアコンガスの補充」、「コンプレッサーの点検」などとなります。