エアコンがあまり冷えない原因



送風に関連する事例

 

 

ここまでは最も身近なトラブル状態を前提にお話してきましたが、ここからはやや専門的に、特に自動車のエアコンのトラブルの事例と原因、修理方法について説明していくことにします。

 

まずは「送風口から風が出るのに全く冷えていない」場合です。この時は、「冷媒ガスが漏れている」という前述の他に、「コンプレッサーの電磁クラッチの作動」についても確認することになります。

 

電磁クラッチが入っていてファンが回っている場合はガス漏れによる冷媒量不足から疑うことになりますが、これは必ず高圧と低圧の数値を調べて、不足なら入れることになり、ガス量が正常なのに冷えない場合は、それ以外の原因を探るわけです。

 

コンプレッサーが回っていない場合も同様に調べ、配線、ヒューズ系の点検や、電磁クラッチを強制的にONさせて冷えるかを確認します。

 

修理する項目は「電磁クラッチ修理交換」、「ヒューズ交換、配線修理」、「ブレーカーのリセット」、「コンプレッサーの修理交換」、「漏れている箇所の修理交換」などとなります。

 

「送風口から風が出ない」、「風が出ても微風か、強風だけしか出ない」、「冷風が出たり出なかったりする」という状態なら、まずヒューズが切れていることを疑います。これはエアコンヒューズの取り付け部腐食やヒューズ切れ、ブレーカーの作動などが原因です。

 

送風ファン(ブロアーモータ)が回っていない時には、稀ですがキーシリンダー部のスイッチ不良でブロアーファン作動のオン/オフが起きることがあります。送風出来ないスイッチのポジションがある場合にはレジスターやスイッチの故障が原因となります。他にもブロアーファンスイッチが切断していることもあります。

 

修理する項目は「ヒューズ交換、配線修理」、「ブレーカーのリセット」、「送風ファン(ブロアーモーター)修理交換」、「ブロアーファンモーター交換」、「ファンレジスター交換」、「ファンスイッチ修理・交換」などとなります。